top title

 

sketch623

NEXT
HOME
BACK
11月15日
NEXT

私を含め、今のニッポンには、「何かを育てる」ことのできる大人が激減しているのではないかと思えてなりません。

「何かを育てる」ためには、長期にわたって目をかけ続け、栄養を与えたり(与えすぎてもいけません)、褒めたり叱ったりと、

その何かの現状を感じとる感性と、愛情と、その場しのぎではないバランスのとれた関係を築いていく必要があると思います。

子どもたちはもちろん、植物だって、産業だって、(自分の才能だって)、「育てる」意識なしに、実を結ぶことなんてないんじゃないかと思います。

 

国という大組織のトップに求められていることは、国のあらゆる分野を豊かに“育て”ていく土壌を生み出すことなのではないのでしょうか。

そのために何が必要なのか、真剣に考えているとはとても思えません。バラ撒くだけでなにかが育つんでしょうか。

深く考え、なんとかできないか考える人達の求心力がどこかに(政府とは別なところで)生まれるべき、なのかもしれません。